ボリュームたっぷりで新鮮なまぐろ刺身。おなかも心も満たされる

 「平成最後の●●」。そんな言葉が飛び交う中、東北新幹線が開通した1982(昭和57)年から姿を変えず、JR宇都宮駅東にたたずむ大衆食堂がある。

 Web写真館に別カットの写真

 オープン2カ月で客席増設に踏み切るほどの大盛況。当時は市外のサラリーマンたちがマイクロバスで訪れることもあったという。初代店主の鈴木正一(すずきしょういち)さん(80)が大黒柱となり、家族4人で営んでいる。

 お酒のつまみには欠かせないまぐろ刺身(さしみ)(税込み1050円)は毎朝、市場から仕入れている。鮮度が良いだけでなく、ゲタには刺し身がたっぷりと盛り付けられていてボリュームも抜群だ。

 「個人店ならではの魅力」と、さまざまな料理に重宝している隠し味を使った若鶏唐揚げ(同750円)は、厚めの肉がサクサクで薄めの衣に包まれている。かむほどうま味が口に広がり、自然と箸が進む。

 同じ隠し味を使った豚生姜(しょうが)焼定食(同950円)もファンが多く、店のかいわいでは有名だとか…。

 社会が目まぐるしく変化しても「お客さんの生活に身近な存在でありたい」と創業以来、変わらない思いで店に立つ正一さん。その姿を、これからも見ていたい。

 メモ 宇都宮市東宿郷2の9の9▽営業時間 午前11時半~午後2時、午後5時半~11時▽定休日 日曜、祝日▽(問)028・636・2536