7世紀前半の大型円墳と判明 壬生の三番塚古墳

 【壬生】羽生田の三番塚古墳の調査を進めてきた町教委は12日までに、同古墳が古墳時代終末期の7世紀前半ごろの大型の円墳であることを確認した。墳丘の大きさは直径45メートルと大型で、2段に築かれていることも判明した。これまで方墳であれば、羽生田地区の歴代有力者の墓である「桃花原(とうかはら)古墳」(3段築成、直径63m、7世紀前半)に続く可能性があるとしていたが、円墳だったことから否定された。

 三番塚古墳は県内では初めての「複室胴張り型石室」であることが以前の調査で判明している。

 2016年11月に、明治年間に出された「地誌編纂(へんさん)取調書」に掲載されている「遠見塚(とおみづか)」古墳の可能性があると町教委が発表したが、地元住民の指摘により再調査し、別の場所から新たに「遠見塚」を確認したという経緯がある。

 今回の調査は2月13日から13日間にわたって行われた。石室が発見された場所を中心に、南、西、北方向に3本のトレンチ(試掘溝)を設け、古墳の周溝(堀)を確認する調査を行った。南トレンチ、西トレンチでは直線状の堀跡が、北トレンチでは弧を描く堀跡の内側のラインが確認されたことから、円墳であることが確定した。

 また、規模については、堀跡が確認された3カ所の位置から推定の円を描くことにより、直径が45メートルと分かった。