菊地さん方の玄関に飾り付けられたとんぼ団子

 【那須】伊王野や芦野地区で小正月の飾り物として伝わり、現在では珍しくなった「とんぼ団子」(繭玉団子)。大畑、木材業菊地尚(きくちたかし)さん(81)方で15日、玄関に飾り付けられ、生活の中に彩りを添えている。

 魔よけや家族の無病息災を祈る飾り付け。約8キロの米粉を使い、赤、白、黄、緑色の団子を高さ約3メートルのミズノキの枝に刺して作る。菊地さん夫婦のほか、東京都在住の孫など計5人で作ったという。

 菊地さんの妻良子(りょうこ)さん(80)によると、40年ほど前は地区のほとんどの家で見られたが、現在は減少している。

 菊地さん方では毎年飾っており、地元住民が懐かしんで見に来ることも多いそう。良子さんは「地域伝統の飾りを大切に続けていきたい」と笑顔で話した。20日まで飾る予定で、来訪者にも公開している。(問)菊地さん0287・75・0914。