大釜にコメと小豆を入れる氏子たち

 【足利】かゆを炊いて農作物の出来を占う市指定民俗文化財の行事「御筒粥(おつつがゆ)」が20日、福富町の御厨神社で行われ、今年の結果は「やや豊作」となった。

 江戸時代から300年以上続くとされる。大釜にヨシの筒を31本入れ、そこでコメ1升、小豆1升を一度に炊く。筒に入ったかゆの量で農作物の豊凶を占う。例年14日に行っていたが、昨年から14日以降で最初の日曜日に変更した。

 祭りの当番は「釜番」と呼ばれる当番が担う。神事の後、白い衣装を着た釜番の白丁4人がヨシの筒、コメと小豆、水を大釜に入れ、釜の下の正月飾りに火を放った。氏子たちが見守る中、約2時間かけてかゆを炊いた。

 その後、神社総代長の岩井田秀夫(いわいだひでお)さん(71)と神職がヨシの筒を割いて、穀物や野菜など31種類の出来を判定した。岩井田さんは「トマト、イチゴなど、野菜は大豊作と出た」と話した。