宇都宮駅東口地区整備事業の施設全体概要

宇都宮駅東口地区整備事業の事業契約を締結した野村不動産の沓掛会長(左)と佐藤市長=21日午後、宇都宮市役所

宇都宮駅東口地区整備事業の施設全体概要 宇都宮駅東口地区整備事業の事業契約を締結した野村不動産の沓掛会長(左)と佐藤市長=21日午後、宇都宮市役所

 宇都宮市は21日、2022年8月の開業を目指すJR宇都宮駅東口地区整備事業の施設の概要を、議員説明会で明らかにした。二つの複合施設、コンベンションホール、高度専門病院、マンションが核となり、タイの大手五つ星ホテル「デュシタニ」が進出する。市は同日、優先交渉権者である企業グループ「うつのみやシンフォニー」(代表企業・野村不動産、構成17社)と事業契約を結んだ。

 事業面積は2・6ヘクタール、概算建設費は約455億円(公共部分約105億円、民間部分約350億円)。次世代型路面電車(LRT)との一体感ある県都の玄関口にふさわしい拠点を形成する。

 複合施設は、県内最高層となる27階建て(高さ120メートル)と、14階建ての2棟。「デュシタニ」は27階建て施設の6~27階に入居し、9~24階が客室となる。ターゲットは富裕層で、ツイン(40~60平方メートル)140室、ダブル(同)100室、スイート(60~120平方メートル)40室の計280室になる見込み。室料は3万5千円から設定する。

 14階建て施設には、シティータイプの「カンデオホテルズ」が進出。5~12階が客室で、280室程度を備える。ビジネス客や観光客を対象とし、室料は1万円台から。

 同施設の1~5階は商業施設となり、スーパー、飲食、生活雑貨、電化製品、飲食などの店舗が入居する見込み。20店舗程度の都市型のショッピングセンターを目指す。進出企業名は明らかになっていない。

 マンションは15階建てで、野村不動産が高級ブランド「プラウド」を北関東に初めて建設する。対象はファミリーとシニアで3LDK80戸、4LDK30戸の計110戸を予定。販売価格は未定。高度専門病院は、脳神経外科や心臓血管内科などを持ち、病床数は100。先進的な医療を行い、海外からの需要も見込む。

 この日の調印式には、佐藤栄一(さとうえいいち)市長や野村不動産の沓掛英二(くつかけえいじ)会長、同市内事業者からは北関東綜合警備保障の青木靖典(あおきやすのり)社長、脳神経脊髄脊椎外科サービスの金彪(きんぴょう)理事らが出席した。佐藤市長は「次世代のためにこの事業を成功させたい」、沓掛会長は「素晴らしいまちづくりに貢献したい」とコメントした。