冬の露地野菜「ちぢみほうれん草」が、県央や県南地区で収穫の最盛期を迎えている。
「ちぢみほうれん草」は寒風にさらすことで、葉が縮れ肉厚になり、甘みやうまみを増すのが特長だ。
冬晴れとなった25日、下野市川中子、農業田村文男(たむらふみお)さん方(70)近くの約15アールの畑では、妻の敬子(けいこ)さん(71)が鎌で1株ずつ刈り採り収穫した。
文男さんは「暖冬で出荷量は例年に比べ少ない見込み。作柄は良いので独特の味を楽しんでもらいたい」と話していた。「ちぢみほうれん草」はJA小山を通じ県内外の市場に出荷され、作業は今月いっぱい続く。