販売されているジェラート

 【日光】地域の活性化などを目的に農産物を活用した6次産業化に取り組む瀬尾、農業八木沢裕史(やぎさわひろし)さん(39)はこのほど、宇都宮大が開発したコメ「ゆうだい21」を使った「日光八木沢ジェラート」を開発、販売を始めた。八木沢さんは「地元の大学が開発したコメをもっと広めたい」と、間食でも気軽に食べられるジェラートを選んだ。「これからも栃木、日光の良い物を発信していきたい」と意欲を見せた。

 昨年12月初旬から開発に着手し、宇都宮市内の業者に製造を依頼した。試食を繰り返し、ゆうだい21の特徴の「粒の大きさ」を出すため、おかゆ状にしたコメを、形を崩さずに入れている。あっさりとした味わいにもこだわった。八木沢さんは「溶け始めのころが一番、粒の風味を味わえます。自慢の一品になりました」と笑顔を見せた。

 現在は瀬川の日光だいや川公園内「日光ブランド情報発信センターだいやの森旬菜館」や市内のホテル、土産物店で販売している。1カップ120ミリリットル、360円(税別)。今後、今市の道の駅「日光街道ニコニコ本陣」でも販売する。

 八木沢さんは、瀬尾の棚田でコメやソバを生産する。そば粉を使ったドーナツをイベントで販売するなど、6次産業化に取り組んでいる。

 ゆうだい21は年間約4・5トンを生産。コシヒカリに比べ苗が根付いて成長するまでに時間がかかるため、水量の調節などに手間がかかるという。しかし八木沢さんは「粘り気があり、香りも味も甘い。おいしいからこそもっと広めたい」とほれ込み、これからも認知度向上に努めたい考えだ。