「清く正しくSNS!」。会員制交流サイト(SNS)に投稿する際の注意点や、巻き込まれる可能性のある犯罪などを4こま漫画で解説したリーフレットの表紙タイトルである▼足利署と足利女子高コミックイラスト部が先日、若い世代への啓発を目的に制作した。例えば「キケンな出会い」では、女子中学生がSNSで知り合った相手に実際に会いに行ったところ、女性を装った男性だったケースが描かれている▼親しみやすいタッチの絵で、すんなりと危険性が理解できる。こうした印刷物が必要とされるほど、SNSなどのコミュニティーサイトを通じた犯罪被害は増えている▼総務省の「インターネットトラブル事例集」(2017年度版)によると、コミュニティーサイトでのやりとりがきっかけで児童買春や児童ポルノなどの性犯罪被害に遭う子供が急増。08年に792人だったのが16年には2倍以上になった▼本県出身で東京都葛飾区に住む女子大生=当時(18)=が昨年11月から行方不明になった事件が大きく動き、死体遺棄容疑で茨城県に住む無職男(35)が逮捕された。無事に戻ることを祈っていただけに残念でならない▼この事件の一因に、SNS利用の可能性があるともされる。SNSは便利で楽しい半面、リスクをはらむ。改めてそのことを認識すべきだろう。