自民党大会でスピーチする谷垣禎一前幹事長=10日午前、東京都内のホテル

 自民党の谷垣禎一(たにがきさだかず)前幹事長が10日、都内のホテルで開かれた自民党大会に出席し、約2年半前に自転車事故で頸椎(けいつい)を損傷する重傷を負って衆院議員を引退して以来、初めて公の場で演説した。

 車いすで登壇した谷垣氏は「私が今楽しみにしているのは、来年のパラリンピック。パラアスリートの方々がそれぞれの課題をどう乗り越え、どう勇気を振り絞り大会に挑戦されるのか、ぜひ拝見したい」などと力強い声で会場の党員らに語りかけた。

 側近として谷垣氏の現役時代を支えた佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員は「最後にお会いした時は言葉を発するのも辛そうだった。よくぞ復活された。リハビリに相当努力されたのだろう」と感激の面持ち。「今後も大所高所からアドバイスを頂きたい」と話していた。