角田前副議長に対する15回目の辞職勧告決議案を全会一致で可決した小山市議会=19日午後2時40分、小山市議場

 小山市議会前副議長の角田良博(つのだよしひろ)市議(69)=7期=の同市女性職員へのセクシュアル・ハラスメント問題などを巡り、同市議会は19日開会した定例市議会本会議で角田氏に対する辞職勧告決議案を全会一致で可決した。2015年9月以降、15回目。4月の任期満了を前に最後の勧告となる。

 辞職勧告決議には法的拘束力はなく過去14回の勧告に、角田氏は応じてこなかった。民事訴訟では角田氏のセクハラ行為を認めた宇都宮地裁の一審判決が確定しているが、角田氏は本会議終了後、取材に対し「間違ったことはしていない」「(議員は)辞めない」と述べた。

 小川亘(おがわわたる)議長は「決議を受け入れてもらえなかったのは非常に遺憾」と話した。

 同地裁判決によると、角田氏は15年6月、市議会と市執行部の懇親会の席上で女性職員の背中全体を触ったり耳元に口を近づけたりするなどした。東京高裁も一審判決を支持し、最高裁は18年9月、角田氏の上告受理申し立てを受理しない決定をした。

 同市議会は15年9月、政治倫理審査会で角田氏のセクハラ行為とともに、県道拡幅工事で用地の明け渡しを7年間行わなかった問題についても政治倫理基準に抵触すると判断した。