寮への感謝の思いを込め、お茶で乾杯する卒寮生たち=23日午後、東京都目黒区

 建て替えに伴い3月末で閉鎖される県育英会の東京学生寮(東京都目黒区)の卒寮生の集い「寮に感謝する会」が23日、同寮で行われた。20~70代の参加者約90人が寮内を見学して学生時代を懐かしみ、世代を超えて親睦を深めた。

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 同育英会と寮OB/OG会(吉沢崇夫(よしざわたかお)会長)の共催。主催者や元寮監があいさつしたほか、育英会側が建て替えの経緯を説明し、2022年度オープンの新寮の施設概要を報告した。

 寮見学の時間では、在寮時は立ち入り厳禁だった異性の寮に入って胸を弾ませる人も。小山市出身の会社員石井誉大(いしいたかひろ)さん(24)は「懐かしい。テスト前に部屋で大勢で泥酔し(寮監に)怒られたのが一番の思い出。建物がなくなるのは寂しさも感じる」と感慨深げに話していた。

 1957年開設の現在の寮は老朽化し、冷暖房がない相部屋であることも敬遠されて入寮率が下がり、解体と建て替えが決まった。卒寮生は4千人を超えるという。