「祝 還暦コンサート」で熱唱する森昌子=仙台市内

(写真提供・おんがく工房)

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「祝 還暦コンサート」で熱唱する森昌子=仙台市内 (写真提供・おんがく工房) (写真提供・おんがく工房)

 13歳で歌手デビューした森昌子(もりまさこ)は、昨年10月に60歳を迎えた。「祝 還暦コンサート」を全国約100カ所で展開している。

 「年齢は口にしたくない女性も多いですが、私は40歳ぐらいから『早く60になりたい』と思っていたんです」。仙台公演のステージを終えたばかりの森が疲れも見せず取材に応じた。「自分の時間を持てずに過ごしてきたので、60歳になったら肩の荷が下りるのかなと。でも誕生日が来ても、変わらなかった。それが実感です」

 デビュー曲「せんせい」が大ヒットし、「哀しみ本線日本海」「越冬つばめ」などの名曲を次々と送り出しトップスターの座を確立。20代後半で結婚のため引退し、2006年に復帰した。

 これまでの歌手人生を凝縮した全国ツアーの人気は高く、仙台公演も満席だった。第1部では、赤いランドセルを背負った小学2年の「ま~ちゃん」として登場。コントを交えながら「好きになった人」「勝手にしやがれ」など昭和歌謡を披露した。

 「おませなま~ちゃんは、素の私に近い存在です。何十年かコンサートをやってきて、何か違う形を盛り込みたくなりました。皆さんに笑って、楽しんでもらおうと生まれたキャラなんです」

 日本を代表する歌手になっても「昌子ちゃん」と親しまれる。小学生キャラも似合ってしまう初々しさが大きな魅力だ。