卒業証書を贈られる柳沢校長

卒業生に囲まれ笑顔を浮かべる柳沢校長(中央)

卒業証書を贈られる柳沢校長
卒業生に囲まれ笑顔を浮かべる柳沢校長(中央)

 【上三川】上三川小で15日、卒業式が開かれ6年生100人が学びやに別れを告げた。その式典後、3月末で定年退職する“101人目の卒業生”柳沢邦夫(やなぎさわくにお)校長(60)へのサプライズ企画が待っていた。誰からも慕われた恩師へ児童たちが贈る、感謝を込めた卒業証書の授与だ。

 柳沢校長は2015年度から4年間校長を務め、気さくな人柄で児童や保護者から親しまれてきた。学校行事の際に突然仮装して登場する姿が有名だったこともあり、同校PTAは1月に開かれた役員会で「サプライズのお返し」をすることに決めたという。

 卒業式後の体育館で渡辺恭子(わたなべきょうこ)教頭が「もう一人学校を卒業する人がいます。それは…」と呼び掛けると、卒業生が「校長先生!」と声をそろえた。

 柳沢校長は突然の出来事に驚きながらも笑顔で登壇。6年古谷未翔(ふるやみと)さん(12)から卒業証書を、森多美(もりたみ)PTA会長(50)から花束を受け取った。柳沢校長は「6年生や保護者に支えられ、上三川で一番活力のある学校になった。どんなことがあっても自分と家族の命を大切に」と目に涙を浮かべながらメッセージを送った。

 退職後は医療福祉関係の仕事に携わるという柳沢校長。「教育と福祉をつなぐために頑張りたい」と次のステージへ決意を新たにしていた。