市国際クリケット場で練習する市民

 【佐野】栃本町に昨年オープンした市国際クリケット場で6月1日から、初の国際大会となるワールドカップ東アジア太平洋予選が開かれる。市在住の選手も日本代表として出場する見通し。会場にはバラの花びらなどを敷き詰めて巨大な絵を描くインフィオラータもお目見えする予定で、市の担当者は「地元選手の活躍や会場の雰囲気を通して、市民にクリケットに親しんでもらえるきっかけになれば」と期待している。

 大会には日本のほか、フィジー、パプアニューギニア、サモア、バヌアツの計5カ国の男子代表が出場し、9日までの9日間、熱戦を繰り広げる。日本代表候補には現在のところ、市民4人が名を連ねているという。

 会場となるクリケット場は、旧田沼高跡地に整備された。天然芝ピッチを備えた国内で唯一の本格的競技場とされ、今月には英国陸軍女子チームが来日し、20日から日本女子代表と対戦する。

 市はスポーツ立市の一環として、「クリケットタウン佐野」創造プロジェクトを進める。2010年に日本クリケット協会が市内に本部を移し、翌年には佐野商工会議所などが活動を支えるサポータークラブを立ち上げている。

 同協会によると、競技者数は全国で約4千人。市内では200人余りに上るというが、担当者は「まだまだマイナーなスポーツ。今回の大会は多くの市民に理解してもらう絶好の機会であり、今後もさまざまな仕掛けを行っていきたい」と話す。

 一方、大会に花を添えるインフィオラータは、世界から東京に訪れる観光客を「花のウエルカムカーペット」で迎えようと、一般社団法人花絵文化協会などが首都圏で繰り広げるイベント。県内での開催は初めてで、製作には市民も参加する予定という。大会関係者は「インフィオラータの写真はSNSを通して世界に拡散されるという。佐野の魅力も世界に広まることを期待したい」としている。