紫色の花や綿毛を付けたオキナグサ=17日午前、塩谷町大久保

 塩谷町大久保の鬼怒川河川敷で、絶滅危惧種の多年草「オキナグサ」がひっそりと咲きそろっている。17日は保全活動に取り組む地元住民が生育状況を確認したほか、写真愛好家が希少な花をカメラに収めた。

 Web写真館に別カットの写真

 オキナグサは地面に垂れるように咲き、咲き終わると果実が白い綿毛になるのが特徴。綿毛が翁(おきな)の頭に似ていることが名称の由来となったとされる。

 同河川敷には約4千株が点在。現在見頃で、綿毛の状態は5月上旬まで楽しめるという。

 紫色の花が付く株は15センチほどだが、ことしは例年に比べ小ぶり。草刈りなどで群生地を保全している大久保まちづくり推進委員会の和気忠永(わきちゅうえい)委員長(75)は「咲いてくれただけでうれしい。1年1年を生き抜く姿が魅力的」と目を細めた。