見物客がカメラを向ける中、参道を堂々と練り歩く鎧武者ら=18日午前11時35分、日光市山内

 日光市山内の日光東照宮で18日、初夏を彩る「百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列」が華やかに繰り広げられた。

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 1616年に亡くなった徳川家康を、静岡市の久能山から日光に改葬した際の「遷座の列」を再現した祭典。

 この日は朝から晴天に恵まれ、山は新緑に染まり、心地よい薫風が参道を吹き抜けた。午前11時すぎ、兜(かぶと)武者、獅子、稚児など53種類の役割を演じる神職、産子(うぶこ)ら約1200人が日光二荒山神社を出発、御旅所(おたびしょ)までの1キロの道を往復した。

 参道の両脇は観衆の人垣で埋まり、家康などを祭ったきらびやかな3基の神輿(みこし)が現れると、祭りも最高潮に達した。神が産子の住む領域を練り歩くことで、厄災を取り除くと言われている。

 折り返しの御旅所でも神事が披露され、多くの外国人が興味深そうにカメラを向けていた。