体を大きく反らせて殻から抜け出そうとするエゾハルゼミ

羽を大きく伸ばして“変身”を遂げたエゾハルゼミ

木を登ったエゾハルゼミの幼虫

体を大きく反らせて殻から抜け出そうとするエゾハルゼミ 羽を大きく伸ばして“変身”を遂げたエゾハルゼミ 木を登ったエゾハルゼミの幼虫

 【那須塩原】初夏の訪れを告げるエゾハルゼミの羽化が塩原周辺で盛んになっている。湯本塩原の大沼園地では17日、月夜の下で約20匹が羽化を始め、透明な羽を大きく広げて“大変身”を遂げていた。

 17日午後8時すぎ、木に登っていた幼虫が頭から殻を破ると透明な成虫が姿を見せた。体を大きく反らせて殻を抜け出し、薄いエメラルドグリーン色のつやがある透明な羽をゆっくりと伸ばすなど、約4時間かけて羽化を遂げた。

 エゾハルゼミは標高の高い山地などに生息する大きさ5センチほどのセミ。ヒグラシに似た鳴き声が特徴で、塩原周辺では例年6月頃に大合唱が始まる。

 塩原野生動物研究会の君島章男(きみしまあきお)代表(61)は「羽化は例年より1週間ほど遅れたが、順調に見られた。塩原に響く大合唱を期待している」と話した。