夏の参院選に向けた県内野党の合同街頭演説会が19日、宇都宮市内で開かれた。市民団体「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める県民ネットワーク」(県民ネット)が主催し、立憲民主、共産、社民、新社会各党の代表らが熱弁を振るった。
県民ネットの太田(おおた)うるおう共同代表は「参院選で憲法改悪阻止の一歩を築いていくためには、野党の皆さんが大同団結して統一候補を擁立しなければならない」とあいさつ。
栃木選挙区(改選数1)の野党統一候補となる方針が固まっている立民新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)は「参院選で与党が大勝すれば、いよいよ憲法改悪に進んでしまう。生活者の感覚や庶民の暮らしの痛みが分かるまっとうな政治に向け、本県から流れを変えていきたい」と強調した。
共産が擁立する新人の小池一徳(こいけかずのり)氏(58)は「安倍政権を退陣に追い込んでいく大きなチャンスが7月の参院選。日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻していこう」と呼び掛けた。