立憲民主など野党5党派は21日の幹事長・書記局長会談で、夏の参院選の32の改選1人区のうち、本県を含む8選挙区で候補者を一本化することで正式合意した。栃木選挙区は、立民新人で元衆院議員秘書の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)が野党統一候補になり、共産党は新人で県委員会書記長の小池一徳(こいけかずのり)氏(58)の擁立を取り下げる。

 栃木選挙区では、自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)が再選を目指しており、加藤氏と高橋氏の一騎打ちの構図が固まった。

 加藤氏での一本化が決まったことについて、立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は「共産党をはじめ、調整に加わった各政党に感謝する。勝利に向けて全力で取り組む」と話した。共産県委員会の小林年治(こばやしとしはる)委員長は「具体的な戦い方や本県独自の内容を含む政策協定について、県内の野党で早急に話し合いを行いたい」と述べた。

 一本化で合意した残り7選挙区は山形、福島、群馬、新潟、福井、三重、和歌山。本県と群馬は立民、福井は共産候補に一本化した。他の5県は無所属。共産は福井と、公認を出していない新潟を除く6選挙区で候補者を取り下げる。

 野党はこれまでに愛媛、熊本、沖縄の一本化を発表しており、計11選挙区で正式に統一候補が決まった。他に17選挙区で大筋合意している。立民の福山哲郎(ふくやまてつろう)幹事長は他の1人区についても「今月中に一本化を実現したい」と国会内で記者団に述べた。来週、党首会談を開き、大半を決める意向も示した。

 野党は参院選に合わせた衆参同日選の可能性を警戒。党首会談では衆院小選挙区の候補者調整の加速も確認したい考えだ。