小川中に建てられたすずかけの木の記念碑

小川中に立っていた2本のすずかけの木(同中提供)

小川中に建てられたすずかけの木の記念碑

小川中に建てられたすずかけの木の記念碑 小川中に立っていた2本のすずかけの木(同中提供)
小川中に建てられたすずかけの木の記念碑

 【那珂川】学校と地域のシンボルだった2本のすずかけの木を昨年伐採した小川中で25日、記念碑の除幕式が行われた。記念碑は同校同窓会が建立し、式には福島泰夫(ふくしまやすお)会長(68)らが出席した。1947年の開校以来、約1万人の生徒を見守ってきた2本の木。倒木のおそれがあることから伐採され姿は無いが、学校関係者は「地域に根ざしたすずかけの木への思いは、今後も受け継いでいく」と話している。

 除幕式は同日開催された体育祭に先だって行われ、全校生徒や保護者、教職員らが見守る中、記念碑が披露された。御影石製で縦80センチ、横60センチ。両端に2本のすずかけの木をイメージした突起がデザインされ、中央に「二本のすずかけここにあり」と刻まれた。

 同校のある場所は、昭和初期まで東野鉄道の終着駅「那須おがわ駅」だった。すずかけの木は当時の駅舎付近にあり、古くから地域住民に親しまれてきた。高さはそれぞれ14メートルと12メートルで、町教委の銘木に指定されていた。

 しかし樹木医により根元の腐食や幹の空洞が確認され、樹勢回復が望めなくなったため、生徒の安全を考え昨年3月に伐採した。一方、同校の学校祭「すずかけ祭」と生徒会誌「すずかけ」の名称は、今も続いている。

 除幕式で福島会長は「2本の木の思い出を、心に永遠に刻んでほしい」とあいさつした。佐藤英夫(さとうひでお)校長(59)は「すずかけの木のような伸びやかな姿を、これからも発信していこう」と生徒に呼び掛け、生徒会長の3年橋本真理(はしもとまり)さん(15)は「記念碑ができたことに感謝し、これからも木があったことを忘れずにいたい」と誓った。