トウガラシ生産日本一宣言を記念してくす玉を割る吉岡会長(中央)、津久井市長(左)、生産者の会の小藤会長=24日午後5時45分、大田原市中田原

 「大田原とうがらしの郷づくり推進協議会」は24日、大田原市内のホテルで記者会見を開き、同市の「トウガラシ生産量日本一」を宣言した。農林水産省が1月に公表した2016年地域特産野菜生産状況調査のデータを独自に分析した結果、都道府県別全国1位の福岡県の中で最も多い川崎町を上回っていることなどから判断した。名産地復活を掲げ2006年に発足した同協議会は、14年目で目標の「日本一」を達成した。

 同調査は2年に1度行われ、16年産が最も新しい。本県のトウガラシ収穫量は全国2位の20トンで、全て大田原市で生産されている。

 1位の福岡県は25トンで、作付面積は川崎町が51%とほぼ半数を占める。この面積の割合に収穫量を当てはめると12・75トンとなり、大田原市が大幅に上回る計算となるため、同協議会は「日本一」の根拠とした。

 同市のトウガラシ生産は1960年代前後に全国トップを誇った。協議会は、かつての隆盛を取り戻そうと大田原商工会議所を中心に発足。特産品種「栃木三鷹」の生産拡大とPRに力を入れ、発足時5軒だった栽培農家は現在189軒、面積1800アールに増えた。

 商品開発にも取り組み、関連商品は「さんたからあげ」など約50品に上る。

 記者会見で吉岡博美(よしおかひろみ)会長(69)は「16年度以降もさらに生産量が増えており、日本一の称号が確固たるものになったと確信している」と胸を張った。津久井富雄(つくいとみお)市長は「ホットシティー大田原の誇れる産業に育った」と祝福した。

 この後「大田原とうがらし生産者の会」の小藤喜一(こふじきいち)会長(69)と共に3人が記念のくす玉を割り、詰め掛けた関係者から拍手が湧き起こった。