さまざまな思いを乗せた灯籠が川面を照らした「灯ろう流し」=17日午後6時55分、足利市永楽町

 お盆で迎えた先祖や身近な故人の霊を送る「灯ろう流し」が17日夜、足利市永楽町の渡良瀬川左岸で行われ、ろうそくをともした灯籠約2千個が川面に揺れた。

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 同市内の17寺院で組織する足利仏教和合会が主催し、1950年から毎年この日に行い70回目。近年は2011年の東日本大震災など各地の災害で亡くなった被災者などの追悼も合わせて行っている。昨年は渇水の影響で河原に灯籠を並べる「万灯会(まんとうえ)」として開催した。

 日没が近づくと、会場に設けられた祭壇で和合会の僧侶たちが読経を開始。家族連れなどが次々と訪れ、灯籠を流れに浮かべては手を合わせていた。

 家族と初めて訪れた群馬県太田市、主婦斎藤佳織(さいとうかおり)さん(34)は13年前に亡くした双子の姉の霊を送った。「灯籠には『また遊びに来てね』との思いを込めました」と話した。