北関東唯一の看護師通信課程があるマロニエ医療福祉専門学校

 【栃木】准看護師を対象とした通信課程を開設している県内唯一のマロニエ医療福祉専門学校(今泉町2丁目)で今春、看護師国家試験の合格率が全国2位の83・8%となった。これらの実績が認められ今月上旬、同課程が国の「専門実践教育訓練給付金」の対象となることが決まった。来春入学する生徒には、学費などの半額程度が給付金として支給されるという。同校は「より学びやすくなることで、キャリアアップへの道が広がる」と期待する。

 准看護師は看護師よりも短期間で資格を取得できるが、給与や待遇面で差があり、40歳からの20年間の賃金差が700万円程度との試算がある。

 同校によると、北関東3県の准看護師は1万7千人程度。看護師を希望する人が多いとされるが、国家試験の受験資格を取得するためには、看護学校などで学ぶ必要がある。仕事や家庭を持つ准看護師にとって、それらとの両立や金銭面がネックとなっている。

 同校は2016年4月、働いている准看護師に学びやすい環境を提供しようと、看護学科通信課程(2年)を北関東で初めて開設した。今春の看護師の国家試験では、新卒117人が受験し、98人が合格。全国17校(通信課程)の合格率平均79・7%を上回った。

 厚生労働省はこの結果を受け、働く人のスキルアップを支援する雇用保険「専門実践教育訓練給付金」の対象とした。同課程の生徒がハローワークで手続きすることで、在学期間中に支払う入学料や授業料などの支援を受けられる。約130万円を支払う場合、約70万円が支給される見通しという。

 宮内修(みやうちおさむ)副校長は「看護師は慢性的な人手不足が続いている。看護師の夢を持つ准看護師を支援し、社会貢献につなげたい」としている。