花火打ち上げの設計図を入力する吉津さん

 【壬生】町出身の女性花火師吉津亜由美(きつあゆみ)さん(37)が、24日に町総合公園陸上競技場を会場に開催される「みぶふるさとまつり花火大会」の打ち上げを手掛ける。吉津さんは足利市の須永花火田島煙火工場の製造技師長。文字通りの故郷の花火を前に「工場での準備や当日の設置をしっかりと頑張りたい」と意気込んでいる。

 吉津さんは、お茶の水女子大在学中に行った隅田川の花火大会で、多くの人を引きつける花火の力と体にズシンと響くその衝撃に魅了された。大学院で研究者の道を歩むつもりだったが、方向転換。大学4年から須永花火でアルバイトを始め、花火職人の道に入った。

 同社が今年初めて、ふるさとまつりの花火打ち上げ業務を町から委託され、吉津さんは子どもの頃に楽しみにしていた町の花火を、自らの手で打ち上げることになった。

 同社の田島浩(たじまゆたか)代表(54)は「これまでの壬生の花火を変えたい。7号の大玉など日本トップレベルの花火を使いたい」と意気込む。吉津さんは、田島さんが書いた花火大会の設計図をパソコンに入力し、打ち上げのプログラムを作製している。また、光がしだれ柳のように下に向かって流れる「柳」の花火作りを一手に担っている。

 吉津さんは「須永花火の代名詞である『銀糸柳』で、夜空が明るく照らし出される瞬間を楽しんでいただけたらうれしいです」と話している。

 同花火大会は午後8~9時。