外国人住民の納税推進に向けて市が作製した8言語の「市税のしおり」

外国人住民の納税推進に向けて市が作製した8言語の「市税のしおり」

外国人住民の納税推進に向けて市が作製した8言語の「市税のしおり」 外国人住民の納税推進に向けて市が作製した8言語の「市税のしおり」

 【宇都宮】外国人住民の市税納付を推進するため、市は市税の説明や税金の申告方法、納税方法を記したパンフレット「市税のしおり」を8言語に翻訳し、言語ごとに作製した。市によると、市税の解説を8言語で作るのは全国でも珍しいという。計5千部を作製済みで、市役所や各地区市民センターで配布している。

 作ったのはニーズが高い英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、韓国語、ベトナム語、ネパール語の8種類。市県民税や軽自動車税の説明のほか、納税通知書や納付書などの見本も盛り込んだ。市税納期カレンダーや、税によって異なる問い合わせ先も載せた。

 外国人住民は増加傾向にあり、4月時点で約1万人が市内に住んでいるという。6月時点で、市内における外国人の課税対象は約3千件。一方、3月時点で約700件の滞納が発生している。税への理解不足から、納付通知書などの書類を紛失してしまうことが原因の一つだった。

 そうした事態を受け、市は昨年度、納税通知書の封筒に「Important(重要)」の記載を開始。これにより、外国人住民からの問い合わせがあるなどの効果があったという。

 一方で問い合わせに対して、言語の障壁があることで回答し切れない部分もあった。そこで、手に取るだけで市税について分かる8言語版のしおりを作製するに至った。

 しおりは、市ホームページでも公開しており、外国人が多く訪れる飲食店などにも配布を協力してもらっている。市税制課は「しおりは外国人市民サービスの一環。納期内納付を推進し、滞納防止にもつなげたい」としている。(問)同課028・632・2204。