市役所本館の壁面に思い思いにいちごの絵などを描く参加者=25日午前、鹿沼市役所

 新庁舎整備に伴い、解体が予定されている鹿沼市役所本館の壁面に市民の手でいちごの絵を描くイベント「いちご市役所をつくろう」が25日、同市役所で行われた。親子ら約200人が参加、壁面をキャンバスに「いちご市民」の実力を発揮した。

Web写真館に別カットの写真

 新しい文化芸術活動を創造するために設置された「市民文化芸術交流の日検討会議」で発案され、実行委員会(山野井康明(やまのいやすあき)委員長)を組織して準備してきた。

 参加者は実行委が用意した6色のアクリル絵の具を使い、割り当てられた壁面に大小のいちごや市のイメージキャラクター「ベリーちゃん」などを思い思いに描いた。「WE LOVE KANUMA」などの文字を記入した親子もいた。約2時間で、幅約100メートルの区間はカラフルでインパクトのある壁に生まれ変わった。

 同市下武子町の自営業、富永晃市(とみながこういち)さん(46)、遥(はるか)さん(13)親子はベリーちゃん9体を変化をつけて描いたほか、イチゴを枠いっぱいに描いた。晃市さんは「余白をなくしたかった」と笑い、遥さんは「予想よりうまく描け楽しかった」と話した。

 1958年建築の本館は、2021年8月以降に取り壊される予定。工事用フェンスが張られるため、この日のペイントが直接見られるのは年内いっぱいという。