「西参道茶屋」のイメージ図(東武鉄道提供)

「西参道茶屋」のイメージ図(東武鉄道提供)

 東武鉄道(東京都墨田区)は29日、日光市安川町の二社一寺西参道沿いに、地元食材を生かしたスイーツや飲み物を提供する「西参道茶屋」を来年3月に開業すると発表した。約860平方メートルの敷地に県内企業による4店舗が出店する。同社は「開放的な飲食スペースで日光の食を楽しめる空間を創出し、西参道の活性化を図る」と説明している。

 「二社一寺巡りの際に一息つける憩いの場として開業する」(同社)飲食街で、投資額は非公表。場所は土産・食堂の東武観光センター日光店の跡地。同センターは1966年に開業し、昨夏まで営業していた。

 出店する風間総合サービス(鹿沼市上材木町)は、甘味処「茶寮 日(にち)りん」が日光天然氷のかき氷やあんみつ、うどんなどを扱うほか、カフェ「日光珈琲(こーひー) 西参道」がコーヒー、カレーなどを提供する。伊沢いちご園(下野市本吉田)のスイーツ店では、自家農園で収穫したイチゴ「とちおとめ」などを使い、どら焼きやジェラートをそろえる。炭火焼き店の出店もある。

 店舗は1棟ずつ独立し、広さ約18~50平方メートル。木造平屋で、「参道の茶屋」の雰囲気を演出する。電子マネーやクレジットカード、QRコードの各キャッシュレス決済を導入し、インバウンド(訪日外国人客)の利用促進を図る。

 営業時間は検討中。9月2日、安全祈願法要を行い、10月中旬に着工する。

 開業に先立ち10月1日、東武バス日光が運行する「世界遺産めぐりバス」の停留所名を、「西参道・東武観光センター前」から「西参道茶屋」に改称する。

 東武グループは、2017~20年度の中期経営計画で日光地区を集中投資する重点エリアに位置付ける。中禅寺湖畔では来夏の開業に向け、高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」を建設している。