名物の「宇都宮産そば粉を使った本格手打ちそば」と「ふわとろ揚げたてがんも」(右上)

 レゲエDJが情熱をそばに込めた。日本料理店などで腕を磨く傍ら、レコードを回してきた若林聡(わかばやしさとし)さん(40)と、宇都宮市内でカフェ「kitchen hinata」(キッチン・ヒナタ)を営む、知人の藤田麻美(ふじたあさみ)さん(37)が8月8日に構えたばかりの店だ。

Web写真館に別カットの写真

 「本格手打ちそば」(税別800円)には、肥料や土壌にも気を配った生産者から仕入れる宇都宮産のそば粉を使う。のどごしが良い細切りにこだわり、かつお節だけで取っただしで作る辛口のつゆが合う。「すっと入っていくでしょ」。スルスル。あと3人前は余裕で食べられる気がしてくる。

 そばに並ぶ名物は藤田さん考案の「ふわとろ揚げたてがんも」(同500円)。外はかりっと、中はふんわりととろりの間の食感。山芋の風味と野菜の存在感が手作りポン酢で引き立つ。人気に納得。

 「万願寺唐辛子とじゃこのみそ炒め」など各種おばんざい(同350円)や「そば刺し」(同600円)、季節の刺し身もおすすめ。若林さんも記者も下戸だが、上戸が「韃靼(だったん)そば茶ハイ」(同500円)を飲むと止まらなくなるらしい。

 「カジュアルな隠れ家的居酒屋」をうたう。取材時は夕暮れ。雨上がりの路地裏の雰囲気とこぢんまりとした店のたたずまい、おいしい料理が相まって、レゲエもいっそう心地よい。

 メモ 宇都宮市塙田2の4の13▽営業時間午後5時半~10時(金、土曜は午後11時)、ランチは正午から午後2時▽定休日 日曜、第2、4月曜▽(問)080・7612・1001