男性がクマに襲われた現場付近を調査する那須塩原市職員ら=10日午後、同市上塩原

男性がクマに襲われた現場付近を調査する那須塩原市職員ら=10日午後、同市上塩原

 10日午前8時ごろ、那須塩原市上塩原の山林で、同市、農業男性(77)がクマにかまれるなどして、右脚と右腕に軽傷を負った。那須塩原署はパトカーで巡回するなどして警戒したほか、市は近隣住民らに注意を呼び掛けている。

 同署などによると、男性は歩いて知人宅に向かう途中、親子とみられるクマ3頭を発見。逃げようとした際、体長約1メートルの親グマに襲われた。親グマと子グマ2頭はその後、山林内に入っていったという。

 現場は塩原B&G海洋センターから西に約100メートルで、農地や山林に囲まれ、民家が点在する地域。けがをした男性は下野新聞社の取材に対し「クマを見つけ、戻ろうとしたところをかまれた。襲われた時は『怖い』という感情も湧かないくらい一瞬だった」と振り返った。

 市によると、上塩原でクマの目撃は今年、6件あるという。市は「子どもがいる親グマは警戒心が強いので、子グマを見つけても近づかないでほしい」と強調している。