井頭温泉の自社製まんじゅう「かぼちゃ」(手前右)と「メープル」(同左)

 【真岡】下籠谷(しもこもりや)の真岡井頭温泉はこのほど、自社製まんじゅうの販売を始めた。仕入れ先が相次いで廃業したためで、一から学び約3カ月かけて販売にこぎ着けた。季節限定品2種類ずつを店頭にそろえており、16日の敬老の日には特別価格での提供を予定する。同温泉の大塚有希雄(おおつかゆきお)支配人(49)は「井頭温泉の名物の一つとして定着できれば」と期待を込める。

 1996年に開館した同温泉は、これまで市内の和菓子店から仕入れたまんじゅうを販売してきた。しかし高齢化などにより仕入れ先の廃業が相次ぎ、最後の仕入れ先も今年4月に廃業。高齢者を中心に需要があったまんじゅうの販売を絶やさないようにと、5月ごろから自社製まんじゅう作りに挑戦してきた。

 スタッフにまんじゅう作りの経験者はおらず、インターネットで作り方を調べるところからスタート。最後の仕入れ先だった菓子店主の協力もあり、7月に試験販売、8月に本格販売に至った。

 まんじゅうは1個50円(税込み)。販売日は毎週金~日曜と祝日で、午前10時、午後2時半に、ふかしたてを1日2種類計40個を用意する。完売の日も少なくない。

 8月は「黒糖」と「きなこ」を取り扱った。「味に飽きないように」(大塚支配人)と9月からは季節の食材をあんに使ったまんじゅうにした。あんに素となった食材を細かくして混ぜ込み風味が出るよう工夫している。

 9、10月は1、2週が「かぼちゃ」「メープル」、3、4週が「紫いも」「渋皮マロン」。敬老の日の特別提供は、「かぼちゃ」「メープル」各50個を1個10円(同)で販売する。11月以降は食材を変える予定。