見頃を迎えたツリフネソウ=22日午後、栃木市都賀町大柿

 栃木市都賀町大柿の栃木植物園大柿花山で、ツリフネソウが見頃を迎え秋の訪れを告げている。

Web写真館に別カットの写真

 ツリフネソウは淡い紫の花を咲かせる一年草。花弁が釣り下がった舟のように見えることから、この名が付いた。黄色や白の花を咲かせる近縁種と群生していることも多く、湿地を好む。

 同園を流れる小川の周辺約150メートルにわたり紫の景色が広がっている。条件が整っている環境のため、大出昌男(おおいでまさお)園長(82)が管理を始めた約20年前から自然に群生していたという。今年は9月中旬に咲き始め、今月いっぱいまで楽しめる。

 大出園長は「昔はどこにでも咲いていたけれど、河川改良や農薬散布などでどんどん数が減ってきている」と嘆いた。来園した小山市高椅(たかはし)、川村巴(かわむらともえ)さん(87)は「これだけの量が咲いているのは珍しい。良い景色ですね」とほほ笑んだ。