学びの森小にやってきたジャージー牛「レイリー」

学びの森小にやってきたジャージー牛「レイリー」

学びの森小にやってきたジャージー牛「レイリー」 学びの森小にやってきたジャージー牛「レイリー」

 【那須】茶色い毛にぱっちりとした瞳が愛らしいジャージー牛の子牛1頭が20日、学びの森小にやってきた。酪農が盛んな那須地域を知る同校の学習の一環として、学区内にある牧場が協力。12月中旬まで同校で預かり、児童が飼育小屋の清掃、エサやりなどの世話をする。牛小屋に集まった児童らは「かわいい」となでたり、話しかけたりと夢中で接し、子牛は早速人気者になっていた。

 飼育は同校で初の試み。地域の特性を生かした授業をしようと、5年生担任の田中格(たなかいたる)教諭(46)が企画した。賛同した森林ノ牧場(豊原乙)の山川将弘(やまかわまさひろ)代表(37)が「当事者意識をもって地域の産業を考えてほしい」と協力した。

 牛は5月下旬に同牧場で産まれた雌。校庭の脇に作られた牛小屋と柵の中で飼育されている。「令和」に産まれ、母牛が「ルーリー」のため、児童が「レイリー」と名付けた。尻尾を振りながら人に近づいたり、教室に戻る児童の背中に向かって「モー」と鳴くなど人懐こい性格のようだ。

 今後は5年生21人が当番制でふん尿の処理、エサの取り換えなどを行う。5年生は5月に同牧場で牛ふん回収、草むしりの酪農体験をするなど準備を進めてきた。牛小屋の製作時には、くぎ打ちなどをして手伝ったという。

 牛小屋に集まった児童は「最初に手の甲のにおいを嗅がせて、安心させてあげるんだよ」などと酪農体験での勉強の成果を発揮していた。同校5年沢田凌佑(さわだりょうすけ)君(11)は「学校にレイリーが来るのが楽しみだった。これから世話をたくさんしたい」とうれしそうに話した。