エプロン姿で楽曲を披露する半崎さん(中央)と合唱団のメンバー

 【栃木】「県特別支援教育手をつなぐ親の会」の県大会と研修会が3日、市大平文化会館で開かれた。「ショッピングモールの歌姫」と呼ばれるシンガー・ソングライター半崎美子(はんざきよしこ)さんがミニコンサートを行い、特別支援学級などに通う子の保護者らで結成した合唱団との共演も果たした。

 大会は、子どもの健やかな成長と特別支援教育の推進を図ることが目的だ。半崎さんは全国のショッピングモールで歌い続け、出会った人々の人生や涙に触れて曲を作っている。家族や子どもをテーマにした楽曲が多い。

 同会メンバーは、半崎さんと一緒に歌うことで大会の意義を広く伝えようと考え、約40人で合唱団を結成。8月下旬から練習を計4回行い、入念に準備をしてきた。

 コンサートではエプロン姿でステージに登場。お弁当を毎日作る母親と子どもの交流を表現した楽曲「お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙~」を高らかに歌い上げた。

 半崎さんは、鹿沼市で2011年に児童6人がクレーン車にはねられ亡くなった事故の遺族との交流から生まれた曲「明日へ向かう人」も含む計6曲を披露。来場者は目頭を押さえながら、歌声に耳を傾けた。

 市手をつなぐ親の会の高山優(たかやまゆう)会長(45)は「普段は心ない言葉を投げ掛けられることもあり、いつ泣いていいのかも分からない。そっと心に寄り添ってくれる半崎さんの歌を聴いていると、涙が止まらない」と感動していた。