佐野市は15日、台風19号の被害を考慮し、25~27日に市内で予定していた「日本女性会議2019さの」の開催を中止することを決めた。

 同日夜、市役所であった同会議実行委員と運営委員の合同会議で、大会長の岡部正英(おかべまさひで)市長が「市内の状況を考えると中止せざるを得ない。3年かけ準備を進めてきて非常に残念だが、次回を目指したい」と提案した。参加者も了承したという。

 同会議は、男女共同参画社会の実現に向けた課題を探ろうと、1984年に名古屋市で初めて開かれ、今年で36回目。県内での開催は96年の宇都宮大会に続き2回目となり、「ようこそ!『人生100年時代』さあ共に語り、絆結ぼう」をテーマに掲げ準備を進めてきた。

 分科会では「自分の生き方は自分で決める」「男女ともに健康で生きるには」といった議題を設定。学生など若い世代の参加も呼び掛け、全国から延べ1500人余りが訪れる予定だった。市は今後、関係者への周知や参加費払い戻しなどの手続きを早急に進める。

 実行委員の一人は「女性会議は後でもでき、今はむしろ男女が協力し復興支援に力を尽くすべきだ。これまでの活動で培ってきたみんなのつながりを、復興につなげていきたい」と話している。