秋晴れの下、表参道を進む武者行列=17日午前、日光市山内

 日光東照宮秋季大祭のハイライト「百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列」が17日、栃木県日光市山内の表参道で行われた。参道を埋めた観光客は、豪華絢爛(けんらん)な時代絵巻を堪能した。

 1616年に死去した徳川家康を静岡県の久能山から日光へ改葬した際の「遷座の列」を再現した祭典。この日は朝から秋晴れとなった。会場では主催者から「台風19号で甚大な被害を受けた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます」とアナウンスがあった。

 午前11時から鎧(よろい)武者、武士にふんして弓、鉄砲などを持った産子ら約800人が、約1キロを厳かに練り歩いた。

 台風による豪雨で花き栽培のハウス、店舗などが浸水被害を受けた宇都宮市瓦谷町の自営業青木治江(あおきはるえ)(67)さんは「落ち込んでばかりいても仕方ないので気分転換に来ました。すごい行列で良かった。復興できるよう祈願しました」と話していた。