粟野中の校舎に登校した清洲第一小の児童ら=18日午前8時5分、鹿沼市口粟野

 台風19号による思川の氾濫で土砂が流入した鹿沼市清洲第一小が18日、直線で約4キロ離れた粟野中校舎を利用して授業を再開した。

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 「おはようございます」。午前8時、スクールバスや保護者の車によって登校した児童は、出迎えた担任の先生を見つけると笑顔であいさつした。自宅が被災した児童も多いが全児童36人が登校、1週間ぶりに顔を合わせ、元気なことを確認し合った。

 同中学校の校舎3階部分を小学校スペースとして利用。臨時集会で設楽昭子(しだらあきこ)校長(57)は「みんなの顔を見て安心しました。大変な時ですが、心を合わせ団結して頑張りましょう」とあいさつ。全員で校歌を力強く歌い、それぞれの教室で6時限まで授業を行った。

 6年、井戸花(いどはな)さん(11)は「自宅は床上まで泥水が来て掃除をしました。学校が再開して良かった」。同、遠藤輝泉倫(えんどうてるみち)君(12)は「断水がつらかったが、友達に会えてうれしい」。

 同小学校は変電設備が水没したため、復旧の見通しは立っていない。設楽校長は「一日も早い復旧を望みます。卒業式は小学校で実施したい」と話した。