復旧の願いを込め、無料ラーメンをつくる小池店長

 【佐野】「佐野の名物を食べ、1日も早い復旧を」と田島町のラーメン店「ゆたかや」が18日、ラーメンの無料提供を始めた。25日まで、1日100食程度を用意する。

 同町は秋山川の堤防決壊の影響を最も受けた地域の一つで、床上浸水などで当面営業を断念せざるを得ない企業や店舗が少なくない。ゆたかやの被害は幸いにも少なかったため、小池裕三(こいけゆうぞう)店長(39)が、「何とか地域の復旧に役立ちたい」と家族や仲間に相談。兄弟からも資金援助を受け、無料提供を始めた。

 25日までの期間中に提供するメニューは、通常650円で販売しているラーメンのみ。店内には募金箱を置き、「浄財は市に預け、復旧に役立ててもらいたい」という。

 自宅が床下浸水となった並木町の会社員女性(48)は「たまたま店に入ったが、すてきなサービスですね。とてもおいしく元気が出ました」と話していた。