開店直後、来店客を出迎えるTSUTAYA佐野店の従業員ら=18日午前、佐野市

駐車場には大量の土砂が残るTSUTAYA佐野店=18日午前、佐野市

開店直後、来店客を出迎えるTSUTAYA佐野店の従業員ら=18日午前、佐野市 駐車場には大量の土砂が残るTSUTAYA佐野店=18日午前、佐野市

 台風19号が本県を直撃してから19日で1週間を迎える。浸水被害に遭った大型店舗では、水に漬かった大量の廃棄物の排出処分に追われる中、臨時休業していた佐野市内などの店舗の一部は復旧作業を終え、営業を再開し始めている。

 秋山川の決壊で被害が大きかった佐野市。ビッグワン(さくら市)が運営する同市田島町の「TSUTAYA佐野店」を含む複合店は18日、書店の一部とカフェを再開した。

 決壊箇所近くで、濁流が押し寄せたが、店内は高さ10センチほどの浸水で済み、書籍約10万冊やDVDなどレンタル商品約10万点の多くは被害を免れた。ただ約100台収容の駐車場の一部には土砂が堆積したままだ。

 小川和史(おがわかずし)営業本部長は「本部や建設業者などの応援も受け、多いときは70人で復旧に当たった。災害で落ち込む気持ちを書籍などで少しでも安らげていただければありがたい」と話す。

 思川の決壊で被害を受けた鹿沼市久野の八百半フードセンター「ヤオハン粟野店」は17日からおにぎり、パンなどの対面販売を始め、19日午前11時に通常営業へ戻す。片柳伸一(かたやなぎしんいち)社長は「少しでも早く地域の皆さまのお役に立ちたい」と現場で指揮に当たる。

 永野川、巴波川の氾濫で浸水域が広がった栃木市では大型店などの復旧作業が依然続くが、滝沢ハム(栃木市)は18日、同市湊町の直売店「レッケルバルト栃木本店」で営業を再開した。担当者は「お客さまにご迷惑をお掛けした分、しっかりやっていきたい」と気を引き締める。

 元気寿司(宇都宮市)は、断水の影響で休業中だった那須烏山市の烏山店を19日に再開する予定。

 栃木市と佐野市の4店舗を休業しているカワチ薬品(小山市)は復旧作業を進め、来週以降の再開を目指す。