市災害ボランティアセンターで受け付けをする参加者

 【鹿沼】好天に恵まれた20日、口粟野の粟野トレーニングセンターにある市災害ボランティアセンターでは、この5日間で最高の254人が受け付けを済ませ、台風19号の被害による援助を待つ家庭に出向き片付け作業などを行った。鹿沼秋まつりで活躍する「若衆会」のメンバーも参加、汗を流した。

 12、13日の鹿沼秋まつりは台風で中止になった。まつりでは彫刻屋台とともに威勢のいい若衆は花形だ。

 今宮神社の氏子町内のメンバーで組織する若衆会の森誠(もりまこと)さん(47)=久保町=は「例年、秋まつりでは粟野地区の人にも多く参加、手伝ってもらっている。ボランティア参加は若衆会から自然と声が出た」と説明する。55人が参加、まつり中止であり余った力を被災が激しい粟野地区の復興の後押しに使った。

 この日は市と友好都市の東京都足立区の社会福祉協議会や芳賀町社協などからも参加があった。

 「私たち2人ではどうしようもありません」。久野の竹内利一(たけうちとしかず)さん(82)、清子(きよこ)さん(75)夫妻はボランティアセンターを訪れ支援を要請した。息子2人が県内で働いているため、5年前に高松市から転居。清子さんは「高松に住んでいたときにも災害には遭遇しなかった。床下の泥水、庭に積もった土砂などを運んでもらえれば」と話した。

 20日までに支援要請は市内で120件となっている。