県災害対策本部の20日までのまとめによると、台風19号により発生した県内の土砂崩れは15市町の計78カ所に上っている。いったん水が引いた住宅地や、堤防の復旧工事中の河川流域でも地盤が緩み、土砂流れやがけ崩れなど「二次災害」がさらに起きる危険性があり、警戒が続いている。

 同本部によると18日午後2時現在、土砂崩れは足利市が最も多く14カ所、次いで那須町13カ所、那珂川町9カ所、栃木市、大田原市、茂木町で各8カ所、宇都宮市、佐野市、さくら市各3カ所、矢板市、塩谷町、高根沢町各2カ所、鹿沼市、日光市、真岡市各1カ所。調査は続いており、増える可能性がある。

 19日にかけて降った雨により土砂災害の恐れがあるとして、鹿沼市や足利市の一部地域では避難勧告が出され、現在も継続中だ。

 一方、土砂崩れや冠水などで通行止めとなった道路は最大で国道12カ所、県道84カ所、市町道147カ所だったが、現在は県道12カ所、市町道多数となっている。県道は鹿沼市5カ所、佐野市3カ所、日光市2カ所、宇都宮市、那珂川町各1カ所。県道のうち8カ所は規制解除まで約1週間を予定しているが、残り4カ所は長期を見込んでいる。

台風19号による土砂崩れ、道路通行止め
土砂崩れ    15市町78カ所
        (足利市、那須町、那珂川町、栃木市、大田原市など)
道路通行止め  県道12カ所
        (鹿沼市、佐野市、日光市など)
※県災害対策本部まとめ