足利市田島町、障害者支援施設「こころみ学園」のワイン醸造所「ココ・ファーム・ワイナリー」で16日、恒例の収穫祭が開幕し、来場者はブドウ棚の下で出来たてのワインを味わっていた。
台風19号の直撃で、ブドウ畑約2・7ヘクタールの一部が崩れブドウの木約300本がなぎ倒された。同学園の利用者とスタッフたちは「立ち止まってはいられない」と崩落箇所に土留め工事を施すなどして、来場者を迎える準備を進めてきた。
同ワイナリーのファンが県内外から訪れ、ブドウ畑の中にシートを敷くなどしてワインと秋晴れの景色、音楽などを楽しんた。仕事仲間らと訪れた東京都新宿区、ヘアメーク細江祥莉(ほそえあかり)さん(25)は白ワインのグラスを手に「出来たてはここでしか飲めない。晴れていて最高です」と笑顔を見せていた。17日まで。