「帽子屋さんのお茶の会」の通し稽古

朗読劇「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」の通し稽古

「帽子屋さんのお茶の会」の通し稽古 朗読劇「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」の通し稽古

 【茂木】町を拠点に活動するアマチュア演劇団体「もてぎde演劇を創る会」(渡辺力栄(わたなべりきえい)代表)が23、24の両日、町民センター別館ホールで2本立ての「もてぎドラマ劇場」公演を行う。益子町在住の絵本作家いわむらかずおさんの作品の朗読劇と、別役実(べつやくみのる)さん作の不条理劇を上演する。16日には、熱の入った最後の通し稽古が入念に行われた。

 第1部の朗読劇の原作絵本「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」(演出・塩田優子(しおたゆうこ))は、30年ほど前の真岡線がモデルとなった。人間に追い詰められた沿線の動物たちが人間にどう戦いを挑もうかと、夜の列車に乗り込んで話し合う。同会が来年ミュージカル化する計画で、そのデモンストレーションの狙いがある。栃木弁で語られる動物たちのせりふに親しみが持てる。

 第2部の「帽子屋さんのお茶の会」は、児童小説「不思議の国のアリス」から取った奇妙な物語。さまざまな寓意(ぐうい)が込められ、観客それぞれの視点で読み解く大人の童話としても楽しめる。1時間15分ほどの上演中、キャスト十数人のせりふが次々につながれて途切れない、演じるには難しい作品だ。

 2作とも今年5月から毎週土曜に稽古を重ねてきた。アマチュアだけに制約も多いが、「帽子屋さんのお茶の会」演出の神井(かのい)、江藤寛(えとうかん)さん(80)は「芝居好きが集まって一生懸命やることで感動と熱が生まれる。舞台から受ける感動の瞬間はプロもアマも関係ない」と舞台の魅力を語っている。

 23日は午後6時、24日は同1時開演。入場料は一般1千円。チケットは町民センター、道の駅もてぎなどで販売中。(問)渡辺代表0285・63・0507。