ダム連携施設で、配管やポンプの説明を受ける児童ら(手前)

 【日光】国土交通省と産業機械メーカーの荏原製作所(東京都大田区)などはこのほど、鬼怒川小の4年生15人を五十里ダムと川治ダムの連携施設に招き、見学会を開催した。

 下流の男鹿川と鬼怒川の水量安定のため、二つのダムは地中を通る約1キロのトンネルで結ばれ、連携施設内には導水のためのポンプがある。連携施設を管理している同社によると、ポンプによるダムの連携は国内唯一。一般公開はしていないが、地元の児童向けには、将来の建設業の担い手育成のために3年前から見学会を開いている。

 この日、児童らは五十里ダムの上流約500メートルにある連携施設内で、同社社員からポンプの役割や出力などの説明を受け、地下約30メートルにある口径2メートルの配管やポンプを見学した。小又悠次朗(こまたゆうじろう)君(9)は「機械の大きさなどが分かって、勉強になったし楽しかった」と話した。

 同社北関東支社の吉田英吾(よしだえいご)社長(54)は「この見学会で建設業に関心を抱き、将来この中から一人でも技術者になってくれたらうれしい」と話した。