「いろいろな方にお世話になり感謝申し上げたい」と語る小暮門跡

 【日光】20日で任期満了となる日光山輪王寺の小暮道樹(こぐれどうじゅ)門跡(69)が5日、同寺で退任会見を行い「執事長の14年間を含め、自分では精いっぱい務めることができた。自ら引き際と考え判断した」と、1期5年で勇退する理由を語った。

 小暮門跡は「身の震える思いで役職を受けたことを思い出す」と2014年の就任当時を振り返った。執事長時代から進められてきた本堂(三仏堂)の大修理も来年3月には、ほぼ完成する予定だ。

 一方、13年7月から休止している二社一寺の共通拝観券制度については「復活できずに残念」と無念の表情を浮かべた。次期体制には「重責になるが、一つになって輪王寺を盛り上げっていってほしい」と期待を寄せた。

 今後は「僧職を離れることになるが、声が掛かれば講演や執筆活動などで役に立てればいい」と締めくくった。

 後任は10日、同寺15カ院の住職で構成する一山(いっさん)会議で決める予定。