14日の仮オープンに向け急ピッチで作業が進むカインズ大平店=5日午後、栃木市大平町下皆川

水没した商品が山積みになったカインズ大平店=10月15日午後、栃木市大平町下皆川

14日の仮オープンに向け急ピッチで作業が進むカインズ大平店=5日午後、栃木市大平町下皆川 水没した商品が山積みになったカインズ大平店=10月15日午後、栃木市大平町下皆川

 台風19号による永野川の決壊で甚大な浸水被害に遭った栃木市大平町下皆川・富田地区の商業集積地で、休業中だった大型店が今月中旬から相次いで営業を再開する。ホームセンターのカインズ大平店は14日に地元住民向けに仮オープンした後、18日に本格オープンする。カー用品店のオートアールズ大平モール店は13日に再開し、オープニングセールも行う。台風の本県直撃から12日で2カ月となる。長期休業を余儀なくされた各店は「お客さまに早く商品を届けたい」と準備を進めている。

 カインズ大平店は浸水の影響で、全商品を廃棄した。店外に流れ出た商品も多く、台風直後は水没した商品が駐車場に山のように置かれた。11月からは敷地をフェンスで囲い、重機を入れるなどして急ピッチで復旧作業を進めた。レジを新調し、壁や床も張り替えた。

 フードコートやペットサービスを除き、18日にグランドオープンを迎える。再開に向け5日は従業員が商品の陳列作業に追われた。

 藤田裕明(ふじたひろあき)店長(36)は復旧作業中、住民らから「再開を待ってるよ」などと声を掛けられたことが励みになったという。「被災して商品を必要としているお客さまの声に応えられず、心苦しかった。これからはいっそう地域に貢献していきたい」と話す。

 カインズ広報室によると、店舗の撤退は検討しなかったという。専門家の意見を聞きながら、設備面などの対策を検討している。

 オートアールズ大平モール店は13日に本格オープンする。営業再開に当たりレジやパソコンなどの電子機器類は全て新調し、浸水で使えなくなったタイヤ交換関連の機材も入れ替えた。

 13~15日はオープニングセールを行うほか、営業時間を延長する。同社広報室は「車は生活になくてはならないもの。改めてカーライフをサポートをし、恩返しをしたい」としている。

 スーパーのベイシア大平モール店は14日に仮オープンし、年末年始に向け食料品を対象に営業を再開する。グランドオープンは1月下旬になる見通し。家電量販店のケーズデンキ栃木大平店は店内の壁や床の張り替え作業中で、年明けの再開を目指している。