【日光】市議会一般質問初日の11日、5人が質問した。大嶋一生(おおしまかずお)市長ら執行部は(1)足尾地域の山岳遭難事故防止のため、来年度から重点的に道標などを整備する(2)虐待のリスクなどを抱える家庭を支援する「子ども家庭総合支援拠点」の設置に向け準備を進める(3)キャッシュレス決済を行う観光事業者は2017年から計534件あった-などと答弁した。質問者は筒井巌(つついいわお)、佐藤和之(さとうかずゆき)(光和)、斉藤正三(さいとうまさみ)(市民フォーラム志向)、、福田悦子(ふくだえつこ)(共産)、斎藤久幸(さいとうひさゆき)(グループ響)の各氏。

 ■足尾の山岳遭難防止

 本年度11月末までの日光署管内の山岳遭難事故は15件、4人死亡。4人のうち3人が足尾地域の皇海山、庚申山で亡くなっている。

 田中宏充(たなかひろみつ)観光経済部長は「県内でも難易度が最上位の山。来年度以降、分岐点の草刈り、道標整備などを重点的に進める」と述べた。多言語対応している市のホームページに登山道の情報も掲載していく。斉藤氏が質問した。

 ■キャッシュレス決済

 市は観光インフラ整備事業で、観光事業者のキャッシュレス決済を推進している。

 17年2月から市の助成制度を使って機器導入を申請したのは5件、10月の消費税増税に伴う国の消費者還元事業に登録したのが529件で計534件だった。田中部長は「商工会議所と連携しながら、さらに進めていきたい」と述べた。筒井氏が質問した。

 ■子ども家庭支援拠点

 子どもの貧困対策に関する計画策定を市区町村の努力義務とする改正子どもの貧困対策推進法が、6月に成立した。関連する取り組みとして市は来年度以降、生活困窮世帯の就労準備や家計改善の支援に取り組む。

 また、虐待リスクのある家庭や親子関係が希薄な家庭などを支援する「子ども家庭総合支援拠点」の設置に向け、準備を進めていく。矢嶋尚登(やじまひさと)健康福祉部長は「家庭の状況を踏まえ適切な支援につなげていく」と述べた。福田氏が質問した。