県県土整備部は11日、日光市内における秋の行楽期の渋滞対策結果を発表した。第2いろは坂(国道120号、上り)の対面通行区間を一方通行化したことで、紅葉期の通過時間が前年から最大1時間42分短縮。渋滞は最長7・2キロから3・9キロと短くなった。県交通政策課は「想定していた効果が、おおむね達成できた」としている。

 一方通行化したのは、明智平-二荒橋前交差点約2キロ。同交差点を華厳の滝方面に右折する車が、駐車場待ちで左折車と一緒に渋滞していたため、同部は昨年の社会実験を経て、10月から通年での一方通行に変更した。

 交通量のピーク日で比較すると、第2いろは坂始点の馬返-同交差点の最大通過時間は、同交差点の左折車が2時間40分から58分に、右折車は2時間56分から1時間23分に短縮した。

 11月の週末の7日間に実施した二社一寺周辺の渋滞対策では、周辺公共施設に約700台分の無料臨時駐車場を整備し、発光ダイオード(LED)表示板などで迂回(うかい)ルートに誘導。パーク&バスライドなどのために設けた民間敷地約300台分も含めて、昨年の1885台を上回る2748台の利用があった。

 迂回ルートは渋滞しなかった一方、国道119号の神橋交差点を先頭とした奥日光方面への渋滞は、交通量が増加した影響などで、前年の最大2・5キロから3・7キロに伸びた。

 同課は「臨時駐車場の効果はあるが、抜本的な渋滞の解決には至っていない。迂回ルートへの誘導を強化するなど、今後も地元と協議しながら対策を進めていく」としている。