佐藤市長と情報交換する菅野村長(中央)

 【鹿沼】福島県飯舘村の菅野典雄(かんののりお)村長らが12日、市役所を訪れ台風19号の被災支援として市に100万円を寄付した。

 菅野村長は佐藤信(さとうしん)市長に目録を手渡し、「大きな被害が出たことを知り、遅ればせながらやってきました」と切り出し、佐藤市長は「本当にありがたい。感謝します」と述べた。

 東日本大震災による東電福島第1原発の事故で飯舘村は全村避難を強いられ、鹿沼総合体育館には2011年3月19日~4月30日までピーク時には512人の村民が暮らした。また市は12年から4年間、計3人の市職員を飯舘村に派遣、農政や財務などの業務を手伝っており、交流がある。

 飯舘村も台風19号で1人の死者が出ており、互いに被害状況などを説明。菅野村長は「お見舞いのほか、飯舘村も少しずつ復興していることをお知らせに来た。村民にとって『鹿沼』は忘れることのできない名前。恩があります」と話した。今回の台風で市には飯舘村民から匿名の寄付もあったという。