厳かに市街地を渡御するみこし=15日午後5時、宇都宮市馬場通り3丁目

 県都に年の瀬を告げる宇都宮二荒山神社の夜祭「冬渡祭(おたりや)」が15日、宇都宮市馬場通り1丁目の同神社で行われ、大勢の参拝客が1年の無事を感謝した。

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 同祭りは平安時代から続くとされ、1月15日の「春渡祭(おたりや)」と対をなす伝統行事。当日は午前中から古いお札やお守りなどのお焚(た)き上げが行われた。参拝客はお焚き上げの煙に当たり家内安全や無病息災、火災防止などを祈願していた。

 午後5時ごろからは、おたりや神輿(みこし)が同神社を出発し石段を下りて下之宮へ向かった。下之宮で祝詞や田楽舞を奉納した後、同市中心部を練り歩いた。娘の安産のお礼に参拝した同市春日町、無職根岸典男(ねぎしふみお)さん(77)は「令和元年の今年、初孫が11月1日に誕生しました。とても良い年になりました」と話していた。