栃木県を拠点に世界基準の指導 元アルゼンチン女子20歳以下代表監督 ホルヘ川上氏

 アルゼンチンのサッカーを子どもたちに教えたい−。南米のサッカー強国の協会公認S級ライセンスを持ち、女子の年代別代表などで指導実績のあるホルヘ川上(かわかみ)氏(54)が、2年前から本県を拠点に子どもたちへ本場の技術を教えている。

 沖縄県出身。5歳の時に両親と共にアルゼンチンへ移住。20歳で同国の2部リーグでプロとなると、27歳で母国へ。日本リーグ時代の全日空やJリーグの清水エスパルスなどでプレーした。

 現役引退後は再びアルゼンチンへ戻り、女子サッカーの指導者としてのキャリアを積んだ。女子20歳以下のアルゼンチン代表監督を務めたほか、アシスタントコーチとしてFIFA女子ワールドカップ、北京五輪なども経験した。

 本県へやって来たのは2年前。サッカースクールなどを運営するワカタケ(横浜市)の「スペシャルアスリートサッカースクール」の指導者として、本県を拠点に子どもたちと向き合っている。「日本の子どもたちの技術は高い。その技術を生かせる1対1やボディーコンタクトの大切さを教えたい」

 さらに相手選手や審判との「駆け引き」も重要視する。南米でマリーシャ(ずる賢さ)と呼ばるプレー中の巧みな駆け引きは、日本文化の中ではネガティブにも映る。しかし「アルゼンチンの子どもたちは自然に身に付ける。反則とならないプレーはたくさんある」と世界基準を説く。

 (問)同スクールhttps://www.specialathlete−soccerschool.com/